ガリシア地方発のネオクラスト・バンド“TENUE”、ニュー・アルバムを発表
スペイン・ガリシア地方出身のネオクラスト・バンド、TENUEの2024年最新アルバム『Arcos, bóvedas, pórticos / 弓形、穹窿、柱廊』が、9月27日(金)に日本のレーベル「3LA -LongLegsLongArms Records」より日本国内盤CDでリリースされます。 ディスチャージなど、80年代イギリスのハードコア・バンドにルーツを持つクラストハードコアに、メロディックやプログレ、メタルなど、新たなスタイルを融合させ進化したサブジャンル“ネオクラスト”。TENUEの同地方出身バンドには、ネオクラスト名盤『Imperivm』を2014年に発表したIctusなども知られており、TENUEの前作『Territorios』は『Imperivm』と同種の匂いを感じさせるものでした。最新アルバムでは、そこからさらにエッジィで挑戦的となったバンドの現在地が伺えます。 ネオクラストと激情ハードコアのエモーショナルを融合させた音を主軸としながらも、楽曲のパートはインディロックやアンビエントな領域にまで拡大し、トランペットやアコースティック・ギターも挿入された音色までを聴かせる、幅の広さを感じさせるサウンド。一方で、表現が散漫になることもなく、むしろネオクラストというサブジャンルの進化、そしてスパニッシュハードコアとはなんたるかという自身の表現を集中させた結果、TENUEの最高傑作かつ2024年リリースのネオクラスト / 激情ハードコア作品の中でも、挑戦的な魅力が凝縮された作品を生み出しています。