「もう上がりすぎて どうしようもない」キャベツ高騰 お好み焼き店が悲鳴 仕入れ値は例年の2倍以上 サイズも小さく
食卓に欠かせないキャベツが高騰、仕入れ値が例年の2倍以上となり、お好み焼き専門店は価格高騰に頭を抱えています。 【写真を見る】「もう上がりすぎて どうしようもない」キャベツ高騰 お好み焼き店が悲鳴 仕入れ値は例年の2倍以上 サイズも小さく たっぷりの野菜とソースの香りが食欲を刺激するお好み焼き。 しかし、豊かな食感を生み出すキャベツの価格に専門店は頭を抱えています。 お好み焼 徳川 大木映さん: 「もう上がりすぎて どうしようもない」 山梨県 甲府市富士見にあるお好み焼きの人気店、徳川です。 店によりますと例年この時期は、キャベツの仕入れ値はひと玉150円ほどですが、今年は2倍以上の300円から400円に上がっています。 さらに頭を痛めているのはキャベツの大きさです。 お好み焼 徳川 大木映さん: 「キャベツが小さくなって巻が甘いから、例年のものと比べて4分の1しか取れない」 この店では1日およそ10玉を使いますが、値上がりのタイミングでキャベツが小さくなり、仕入れ価格は2倍以上、仕入れる量も1.5倍以上と大きな打撃を受けています。 お好み焼 徳川 大木映さん: 「ガツンと食べるのが広島のやり方だから、キャベツを減らすことはできない。例年通りに戻ってほしい、とにかく」 今、値段が上がっているのはキャベツだけではなくダイコン、キュウリ、トマトが例年のおよそ1.5倍です。 山梨県甲府市の青果店が指摘するのは… 中沢青果 中澤謙一郎さん: 「8月に種を植えて定植する時期に気温が高かったので、うまくできず今になって影響が出てきた」 夏場に猛暑が続いて産地の植え付けが遅れ、この時期に品薄が生じたと話します。しかし産地からの入荷量は増加傾向にあり、相場は徐々に下がるとみています。 中沢青果 中澤謙一郎さん: 「この時期にこの値段になるのは味わったことがない。今後は遅れた分が出てくると思うので安定してくると思う」 今後、どの食材に異常気象の影響が生じるか心配されます。
テレビ山梨