いくら営業かけても「売れない原因」は5つ! マーケティングのプロが教える、すぐやめてほしいNG行動とは
仕事で日々、顧客からの電話対応やマーケティングを行っているものの「なかなか売れない」「顧客の反応がよくない」と感じていませんか? 特に接客業や営業職のような顧客と直接接する職種の人は、「売り上げが伸び悩んでいる」「売れるノウハウを知りたい」と悩んでいるかもしれません。 【データ】共働き世帯と専業主婦世帯、割合は? 女性が働きづらさを感じている原因は? 今回は、それらのお悩みを解決するヒントを『思いやりマーケティング®- 「売り込まなくても自然に売れる仕組み」をつくる - 』の著者であり、マーケティングのプロである久保田優子さんに教えていただきます。
顧客に対するNG行動5つ
まずは売上を下げてしまう要因になりうる、顧客に対するNGな行動から教えていただきました。
NG行動1 求められていないときに売り込む
「ふらりと立ち寄ったお店で“ゆっくり見たい”のに、販売員さんが近づいてきて『今日は何をお探しですか』『セールで今だけお買い得なんです』『試着だけでもしてみませんか』といった押しが強めの接客が苦手という人は多いのではないでしょうか。 対面だけの話ではなく、近年ではSNSで発信されていた記事に『いいね!』のリアクションをつけただけで直接メッセージが届き、『いいね!ありがとうございます。こちらのリンクから商品を買ってください』と売り込まれるという恐ろしいケースもあります。 このようなやり方では嫌われてしまい、二度とあなたから物を買おうと思われなくなってしまいます。将来的に買ってくれそうなお客様を失うことは結果的に大きな損失につながります」
NG行動2 買いたいときにスムーズに売らない
「買う商品も決まっていて“今すぐ買いたい”のに、『順番にご案内しています』『まずは試してみませんか?』『まずは無料のLINEにご登録ください』といった、せっかく開いたお財布を閉じさせられた経験はありませんか? 例えば都内デパートで化粧品を買おうとすると、『すぐ買いたい』と言っても売ってもらえず、順番待ちで販売員さんが空くのを30分から1時間程度待たされるケースが多くあります。こうなると、買うものが決まっていれば即座にネットで購入したくなるでしょう。 また最もNGなのは、商品を購入するときに、やたら複雑な申し込み手続きが必要なケース。手書きで何枚も申込書に記入させるなど、申し込み手続きが複雑なだけで購買率は激減します。