熊本空港や八代港など熊本県内3カ所 政府「特定利用空港・港湾」に検討
熊本朝日放送
政府が台湾有事などを見据え、自衛隊や海上保安庁が訓練に円滑に使えるように整備する「特定利用空港・港湾」に熊本空港、熊本港、八代港の選定を検討していることがわかりました。 熊本県庁で12日、政府の担当者による説明会が開かれ、県や熊本市、八代市などの幹部らに方針が示されました。 特定利用空港・港湾は、政府が有事に備えて自衛隊や海上保安庁の航空機や船舶を使った訓練を円滑に行えるようにすることを目的としたもので、必要に応じて滑走路や岸壁の拡張が進められます。 政府は、これまでに全国で16の空港と港を指定していて、九州では長崎空港や博多港が選ばれています。 県によりますと、説明会では明確な反対意見は上がらなかったということです。県や関係自治体は、今後、選定に対し同意するのか検討を進めることになります。