ミス沖縄に代わる沖縄観光大使4人決まる 伝統芸能や食など専門性を生かし魅力発信
沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は6日、「沖縄観光親善大使ミス沖縄」に代わる新たな「沖縄観光大使」に4人が決まったと発表した。伝統芸能部門に與那國太介さん、沖縄の食部門に嘉陽和美さん、スポーツ部門に仲本百合香さん、自然部門に張菀渝(チョウ・エンユー)さんが就任する。 それぞれの観光大使が個性や専門性を生かしたスピーチや講演、実演などで広く国内外に沖縄の魅力を発信する。任期は2026年6月30日までの2年間。7月1日のOCVB70周年記念式典でお披露目を予定しているという。 OCVBは2023年2月、1981年から続いていたミス沖縄の制度をジェンダー平等に関する社会環境の変化への対応などを理由に休止することを決定。有識者なども含む検討委員会を設置し、パブリックコメントなども実施して新たな在り方を模索してきた。 こうした委員会の提言などを踏まえてOCVBは4月1日から18歳以上の県内在住者であれば、年齢や性別、婚姻の有無を問わずに観光大使を公募していた。今回初代の観光大使には58人の応募があった。観光大使の年齢についてOCVBは「あえて非公開としている」と回答した。