観閲式の準備が進む百里基地 空自創設60周年で「60」の文字型編隊も
10月26日に行われる自衛隊記念日行事の「航空観閲式」に向けて、会場となる茨城県の百里基地では予行訓練などの準備が進められています。今年は航空自衛隊が創設60周年を迎えた記念すべき年に行われる観閲式ということもあり、8月初旬より各地の飛行隊から集合したT-4中等練習機17機による「60」の文字を模した編隊飛行の訓練が数日行われています。
航空観閲式は通常の航空祭とは違い、一般公開は行われず政府や自衛隊などの関係者のみで執り行われる式典です。自衛隊の最高指揮官である首相が出席し、その首相に対してそれぞれの部隊をお披露目することで隊員の士気を高める目的の他、各国の武官も招待することで日本の軍事力をアピールする目的もあります。 式典では首相から観閲を受けるために各地から集まった各自衛隊の航空部隊が上空を編隊飛行したり地上滑走を行う他、航空自衛隊の戦闘機や救難機、ブルーインパルスなどの展示飛行が行われます。 観閲式は陸海空の各自衛隊で毎年持ち回りで開催されており、2015年は海上自衛隊により「観艦式」が、2016年は陸上自衛隊により「中央観閲式」が予定されています。