伊柳選手(南房総)が空手の世界大会へ 東日本「型」大会準優勝で(千葉県)
今年7月に行われた空手の「第7回東日本『型』大会」(東京・葛飾区水元総合スポーツセンター)で、SKC武心館の伊柳絵理奈選手(42)=南房総市白浜町白浜=が準優勝した。11月23日に行われる世界大会「IBKO第2回ワールドカップ」への出場権を獲得し、「お世話になった方々への感謝の気持ちを持って挑み、最高のパフォーマンスを見せたい」と意気込んでいる。 極真会館坂本派IBKO金町道場が主催した大会。小学生から60歳以上のシニアまで約300人が出場し、これまで型の各大会で上位の成績を残してきた選手らが出場する「選抜クラス」と、初心者などの「初級・中級クラス」に分かれて試合を展開した。選抜クラスでは階級ごとに上位2人がW杯への出場権利を獲得する。 伊柳選手は、選抜クラスのマスター女子(35歳以上)の部に出場し、4人の選手と争った。女子の部では▽基本動作▽気合い・気迫▽技の雄大さ▽技の優雅さ――などの9項目で評価、採点された。
予選は「最破(サイファ)」の演武で勝ち上がり、決勝では「征遠鎮(セイエンチン)」で、強化してきた下半身の安定した動きと、キレのある技を披露。優勝とはならなかったが、準優勝でW杯への切符を手に入れた。 この結果に伊柳選手は「久しぶりの大会だったが、日々の筋トレや走り込みでの下半身強化、何百回と体にたたき込んだ技の稽古の成果が出せたことがよかった」と振り返る。 世界規模の大会は初めての出場となり、「初めての挑戦でどんな風になるか見当もつかないが、これまで道場で培ってきた技で悔いのない最高のパフォーマンスをしてきたい」と語った。 W杯は、東京都渋谷区の国立代々木競技場第二体育館で行われ、21カ国の海外勢と、国内19団体の代表選手が出場する予定となっている。 (安井咲子)