トウキ葉で血行改善! 医大研究チームが論文発表 産地住民も協力「冷え性の人ほど効く」/兵庫・丹波市
同大は、薬草をテーマにした地域連携プロジェクト「薬活オウルズ」に取り組み、2017年度から山南町で活動。トウキ生産者らと共に、栽培や新商品の開発などを行ってきた。メディアに取り上げられたことで注目も高まり、有馬温泉でのトウキ葉紹介、デパートでの商品販売などを行う中でトウキのニーズに手応えを感じているという。 同チームの石崎真紀子研究員は、「地元の人にもトウキの効果を広く知ってもらい、産地として盛り上がっていけば」と期待を話す。 研究結果を聞いた山南町薬草組合トウキ生産部会の後藤康介部会長(67)は「効能はあるだろうと言われていたが、実際に血の巡りが良くなることが証明された。自信を持って栽培していきたい」と話していた。 実験に使用したトウキ茶は「特選とうき葉茶」(クラモト社製)、トウキ葉湯は「ポカポカとうき葉風呂」(山南町薬草組合トウキ生産部会製)。 論文は「灌流指標に対する大和当帰葉茶・当帰葉手浴の急性効果の評価」として、インターネット上に公開されている。
丹波新聞社