星野源『紅白』歌唱曲を直前で変更へ『地獄でなぜ悪い』完成の背景を知る熱烈ファンたちが“落胆のため息”
12月26日、NHKは、大みそかの『第75回NHK紅白歌合戦』に出場する星野源の曲目を『ばらばら』に変更すると発表した。 【写真あり】星野源、かつての『紅白』で“胸を鷲づかみ”ポーズ披露 「もともと12月23日に、NHKは星野さんが『地獄でなぜ悪い』を歌唱すると発表していました。この曲は、2013年にリリースされた彼の6枚めのシングルで、星野さんも出演した同名の映画の主題歌でした。 しかし、この映画は2022年に性加害疑惑が報じられた、園子温監督の作品。そして、園監督から直々にオファーされて書き下ろしたのが、この曲でした。『紅白』で披露することで、園監督の性加害報道を連想させるとして、批判が殺到してしまいました。 NHKは曲目変更にともなって《アーティストはもちろん、NHKも性加害は決して許さないという姿勢であることは言うまでもありません》とのコメントを発表。星野さん自身も《私たちは、あらゆる性加害行為を容認しません》という意思表明をしています」(芸能記者) しかし、星野の熱心なファンからは《楽しみにしていたのに残念すぎる》《地獄でなぜ悪い聴きたかったのに》《曲に罪は無いと思うからファンとしては悔しい》と、曲目変更を残念がる声が聞かれている。 「星野さん本人も曲目変更を受けたコメントで触れていますが、この曲は彼が2012年、くも膜下出血で倒れた、2度めの活動休止中にリリースされた作品でした。歌詞のなかには、その当時の経験や思いが込められているのは、ファンにとって有名な話だったんです。 そういう背景を知っているファンにとっては、自分がつらかったときの体験と重ね合わせる“思い入れのある曲”と感じている人も多いようです。それだけに、園監督の性加害疑惑とリンクされてしまうことに、熱心なファンは落胆を感じてしまうのです」(同前) 議論が重ねられる“キャンセル・カルチャー”についてだが、まだまだ答えを出すのは難しいようだ。