地域振興「無力ではない」 地方線、小規模高存続訴え 髙橋さん(西和賀)本県初最優秀 商工会女性部全国主張大会【岩手】
第25回商工会女性部全国大会主張発表大会でJR北上線や県立西和賀高校の存続活動について発表した西和賀商工会女性部の髙橋由紀子さん(55)が本県初の快挙となる最優秀賞を獲得した。8日には県庁を訪れ、達増拓也知事に受賞を報告。「名誉ある賞を受賞できうれしい」と喜びを語った。 全国大会は10月23日に三重県で行われ、髙橋さんは東北・北海道ブロック代表として出場。「女性部活動と地域振興・まちづくり」をテーマに「微力だけど無力ではない 女性部の私たちができること」と題して発表した。 一人10分の発表では、高齢化が進む西和賀町の現状や課題をはじめ、女性部による活動の二本柱である▽JR北上線の存続活動▽西和賀高の魅力発信活動―などを取り上げ、取り組みの成果や地域への効果を紹介。 このうちJR北上線の存続活動については、北上線を利用した日帰り研修旅行の企画とインターネット交流サイト(SNS)などでの広報、駅周辺に花を植える環境美化活動など路線利用促進を図っており、「小さな努力が集まることで大きな成果を生む」と訴えた。