実家に帰省すると、高齢の母がタンス預金「500万円」していることが判明!「税金」が心配なので、銀行に預けるよう説得すべきですよね…?
年間110万円までの生前贈与なら税金はかからない
高齢の母親がタンス預金を持っているとしても、持っている間は特に税金はかかりません。しかし、相続となった際には、相続財産として含める必要があります。相続税にも基礎控除はありますが、この金額を超えてしまうと相続税の納税義務が発生します。 相続税を少しでも減らしたい、もしくは相続財産を基礎控除以内にしたい場合、検討したいのが生前贈与です。親族間で金銭の贈与があった場合、金額の規模によって贈与税が課税されますが、贈与税には毎年110万円までの基礎控除があります。 相続税対策として、この贈与税の110万円の非課税枠の活用を検討しても良いでしょう。
まとめ
タンス預金をしているだけでは脱税ではありませんが、手元に大金を置いておくことにはリスクがあります。昨今は大手銀行の預金の金利も上昇しており、一時期よりは利息も付きますので、銀行に預金することを検討してもよいでしょう。 また、タンス預金も相続するとなったら相続税の対象ですが、年間110万円までの生前贈与なら贈与税はかかりません。本記事を参考に、タンス預金をどう管理するのかを考えておきましょう。 出典 国税庁 財産を相続したとき 国税庁 No.4408 贈与税の計算と税率(暦年課税) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部