暑さをしのぎながら街中を歩く観光客＝２２日午前１０時４５分、金沢２１世紀美術館前

　二十四節気の一つで暑さが峠を越える頃とされる「処暑（しょしょ）」の22日、石川県内は熱中症警戒アラートが出る厳しい暑さとなり、正午までの最高気温は金沢36・3度、小松35・9度、輪島35・4度、加賀中津原35・1度と、35度超えの猛暑日になった。その他の7観測地点でも30度を大きく上回り、金沢と輪島、33・4度を記録した輪島市三井は今年最高の暑さとなった。 　7月23日以来の猛暑日となった金沢市内では、うだるような暑さの中、日傘やサングラスで完全防備して街中を散策する観光客の姿が目立った。 　　●加賀の女性熱中症 　各消防によると、加賀市で70代女性が熱中症の疑いで搬送された。 　金沢地方気象台によると、23日の県内も高気圧に覆われて気温が上昇し、最高気温は金沢37度、輪島36度と猛暑日が続く見込み。