最高額は誰だ!? アジア人の市場価値ランキング16位。アジア杯で価値ダウン? 若きサイドバック
欧州の2023/24シーズンが佳境を迎えている。今季も各地でアジアの有力選手が存在感を示した。いま世界的に高く評価されているアジア人選手は誰なのか。データサイト『transfermarkt』が算出したデータをもとに、アジア人選手の市場価値ランキングを順位ごとに紹介する。※金額が並んだ場合はサイトに準拠。データは5月17日時点
16位:菅原由勢(日本代表) 生年月日:2000年6月28日(23歳) 最新市場価値:1200万ユーロ(約16.8億円) 所属クラブ:AZアルクマール(オランダ) 23/24リーグ戦成績:29試合4得点6アシスト サッカー日本代表の菅原由勢は、2019年夏に名古屋グランパスからAZへ加入し、オランダで市場価値を高めている。 AZの不動の右サイドバックとして活躍する菅原は、攻撃力も魅力で、2022/23シーズンはリーグ戦で3得点8アシストを記録し、今季もここまで4得点6アシストと、ゴールに直結する仕事を多くこなせる選手だ。 ただ、今季は上昇を続けていた市場価値が下がってしまった。昨年12月に1500万ユーロ(約21億円)で自己最高額を更新したが、今年3月の更新で1200万ユーロ(約16.8億円)となっている。その間の大きな出来事といえば、AFCアジアカップカタール2023だ。日本代表の右サイドバックといえば菅原だったが、この大会では苦戦を強いられた。特にグループリーグ第2節イラク代表戦では失点に絡んで敗因の1つとなり、その後は控えとなっている。市場価値の下落と無関係ではなさそうだ。 それでも、菅原の市場価値はこれから再び上昇に転じることが期待できる。3月のリーグ戦4試合では、3得点2アシストの活躍で調子を上げているところだ。さらに、最近では連日、イングランド、ドイツ、イタリアのクラブへの移籍が現地メディアで報じられている。AZとの契約が2025年夏までとなっている菅原にとってはステップアップのタイミングとなってもおかしくないだけに、今後の動向に注目したい。
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