マンUはこのままアモリム体制を信じていいのか 契約は2027年まであるが「勝てなければ、全ての監督が危険にさらされる」
ウォルバーハンプトンにも完敗で雲行きは怪しく
11月にエリック・テン・ハーグを諦め、スポルティングCPよりルベン・アモリムを指揮官に迎えたマンチェスター・ユナイテッド。アモリムがスポルティングCPで残してきた実績は確かなもので、期待も大きい。 しかし、立ち上がりはなかなかに厳しい。就任からの1か月半で10試合をこなしてきたが、結果は4勝1分5敗だ。今月15日にライバルのマンチェスター・シティを2-1で撃破したのは見事だったが、そこからEFL杯・準々決勝でトッテナムに3-4、リーグ戦でボーンマスに0-3、ウォルバーハンプトンに0-2と公式戦3連敗だ。 今節のウルブズ戦を落としたことで、マンUの順位は14位まで後退している。トップ6フィニッシュより、残留を心配しなければならない位置だ。 しかもこの後は30日に好調ニューカッスル、年明け5日に首位リヴァプールとのゲームがあり、その次は12日にFA杯・3回戦でアーセナルだ。いずれも強敵であり、この3試合で1勝も出来ないとなればアモリムへの風当たりもキツくなるかもしれない。 クラブはアモリムと2027年までの契約を結んでおり、現時点で答えを出すには早すぎる。しかし、あまりに負けが続けばアモリムの立場も危うくなるかもしれない。英『BBC』によると、アモリム本人も結果を出さなければいけないと語る。 「私がここに来てから1か月が経過したが、現状は勝てていない。それが現実だ。もし勝てなければ、お金の問題に関わらず全ての監督が危険にさらされる。それが私の仕事であり、それも好きなところだ」 サポーターも長い目でアモリム体制を見ていこうと考えている人が多いはずだが、来季へ期待を抱ける状態にはしなければならない。シーズン途中での就任は難しいミッションだが、アモリムはチームを立て直せるか。
構成/ザ・ワールド編集部