関東甲信から九州北部も梅雨明け目前 猛暑日と熱帯夜が一気に増加 厳しい暑さ長期戦
今日17日(水)は、九州南部が梅雨明け。今週末にかけては九州北部から関東甲信でも続々と梅雨明けの発表があるとみられ、強い日差しの照りつける日が多いでしょう。来週にかけて日中の厳しい暑さと寝苦しい夜が長く続きそうです。
18日(木)~24日(水) いよいよ梅雨明け 真夏の本格的な暑さへ
今日17日(水)は九州南部が梅雨明けしました。週末にかけては九州北部から関東甲信も続々と梅雨明けの発表がありそうです。 明日18日(木)以降は、梅雨前線が北日本を北上します。東北は所々で雨が降るでしょう。晴れマークの所も湿った空気が流れ込むため、所々でにわか雨がありそうです。四国や九州では雨雲がかかりやすいでしょう。 19日(金)は北海道や東北で曇りや雨。北陸や関東甲信から九州は強い日差しが照りつけるでしょう。また、20日(土)も日差しの届く所が多いですが、北陸や関東甲信、東海に雨雲がかかる可能性があります。屋外では空模様の急な変化にお気をつけください。21日(日)以降も晴れる所が多いものの、度々にわか雨がありそうです。 週末からは猛暑日地点が増えて、東京都心も35℃を超える日があるでしょう。週明けはさらに暑さが厳しくなり、名古屋など体温並みの高温になる所もでてきそうです。 今週末から夏休みという学校も多いかと思いますが、屋外のレジャーは紫外線対策、熱中症対策を忘れないようにしてください。
25日(木)~30日(火) 厳しい暑さ長期戦
北海道はスッキリしない天気の日が続くでしょう。東北も26日(金)以降は曇りや雨が続きそうです。関東、東海も雨が降りやすくなるでしょう。北陸や近畿から九州は晴れる日が多いですが、急な雨にご注意ください。 この期間も熱帯夜と猛暑日が続出する日が多いでしょう。朝から夜まで気温の高い時間が長いうえに、さらに数日に渡ってうだるような暑さが続くため、かなり体にこたえそうです。夜間もなるべく涼しくしてしっかり睡眠をとり、昼間はできるだけ暑さを避けてお過ごしください。
夜間の熱中症対策
夜から朝にかけても、気温があまり下がらないと、室内で熱中症が発生するリスクが高まります。夜間の熱中症を防ぐポイントは、次の2つです。 ①寝る前に水分補給をしましょう。 熱中症予防には、水分補給が重要です。寝ている間にも汗をかくので、体の中の水分が失われてしまいます。寝る前には、コップ1杯程度の水を飲みましょう。睡眠中にトイレに行きたくないからといって、水分を控えるのは危険ですし、トイレに起きた時は、水分補給のタイミングです。起きた時にすぐ飲めるよう、枕元に常温の水を置くのがおススメです。 ②エアコンを上手に使いましょう。 熱中症予防には、暑さを避けることも重要です。寝室は、寝る前からエアコンを使って、涼しくしておきましょう。また、エアコンが数時間後にオフになるようタイマーをかけると、タイマーが切れた時に部屋の中の温度が、とても高くなってしまうこともあります。タイマーをかける場合は、少なくともエアコンを3~4時間は使うよう設定し、できれば朝までつけっぱなしにしましょう。エアコンは、オンとオフを繰り返すと、そのたびに電力を消費するので、つけっぱなしにした方が経済的です。
日本気象協会 本社 中川 裕美子