ヤクルト・奥川恭伸、リーグ戦再開へ決意「次も勝たないといけない」
右肘痛などのけがを乗り越え、14日のオリックス戦(京セラ)で980日ぶりの復活勝利を飾ったヤクルト・奥川恭伸投手(23)が17日、交流戦が明け、21日から始まるリーグ戦再開へ決意を語った。 【写真】「この2年という期間の中で…」と話すと言葉に詰まり、涙を流すヤクルト・奥川 「勝ったということに消されがちですけど、(5回1失点だった復帰登板は)内容が悪かった。次も勝たないといけないので、しっかりやらないといけない」 今後も1軍に同行して調整する予定で、次戦は28日の阪神戦(神宮)以降での登板が見込まれる。本拠地である神宮のファンの前でも白星をつかむべく「一勝一勝ですね」と静かに闘志を燃やした。9勝を挙げた2021年は新型コロナ禍で観客の入場制限があり、声出し応援もなかった。満員の神宮で投げる日を心待ちにしており「楽しみですね」と声を弾ませた。神宮で先発となれば、右肘痛を発症した22年3月29日の巨人戦以来。元気な姿を届ける。 高津監督が「チームが勝つ投球をすることが一番ですけど、注文をつけたいことは山ほどある」と話せば、奥川は「力み過ぎてフォームがバラバラだった。次戦に向けて内容もよくしたい」。復活の第一歩は、飛躍の序章にすぎない。