「なにが好き?」娘の問いに答えられない母、40代。その理由は...【人生の午後に詠む短歌 #ごごたん】
いま、巷で「短歌」ブームが起きているのをご存知でしょうか? ミモレでは、ミドルエイジ女性読者から「人生の午後に詠む短歌」を募集中。女性たちの短歌を紹介していきます。
昔は「好きなもの」が明確だったけど
なにが好き? すぐに答えが 見つからない 昔は何かを 選んでた 今はそれぞれ 良く見える 作者/ たまんぼさん(40代) 解説: 娘によく「ママの好きな~は何?」と聞かれ、「ん~何かな」と迷ってるうちに彼女は自分の好きなものをはっきりと言います。 何気ない会話ですが、いつからか好きな事や好きなものに執着しなくなったと気づきました。別に悪い意味ではなく、何か1つを選ばなくてもどれも良いと思えるようになったんだと思います。 『人生の午後を詠む短歌 #ごごたん』 とは? 何気ない日常の気づきや、ちょっと笑える瞬間、恋愛の切ない気持ち、家族への揺るぎない愛……などを5・7・5・7・7の5句31音の歌体で表現する。短歌とは、古くは万葉集の時代から使われてきた一種の自己表現です。 特に、さまざまな人生経験を重ねてきた女性たちの歌には多くの共感の声が寄せられ、また生き方を見つめるヒントがたくさん詰まっていると話題を呼んでいます。