ORCのQ200、23年で全退役 最終3号機、6/30に運航終了
長崎空港を拠点とするオリエンタルエアブリッジ(ORC/OC)は6月20日、残り1機となったボンバルディア(現デ・ハビランド・カナダ)DHC-8-Q200型機(1クラス39席)の運航を、30日に終了すると発表した。最終日となる30日は長崎発着の定期便3路線6便に投入し、同日付で退役する。Q200は導入から約23年で幕を閉じる。 【写真】新塗装を施した後継機のATR42-600 退役するのは3号機(登録記号JA803B)で、2020年に中古で導入した。ORCは23年前の2001年にQ200の初号機(JA801B)と2号機(JA802B)を導入。初号機は2022年8月23日に、2号機は2023年9月21日にそれぞれ最終運航を迎え、すでに退役している。 3号機の最終日となる30日は、長崎-対馬線、長崎-五島福江線、長崎-壱岐線の3路線6便に投入。最終便は壱岐を午後4時40分に出発する長崎行きOC44便で、長崎空港には午後5時10分に到着する。 ORCはQ200の後継機として、仏ATR製ATR42-600型機(1クラス48席)を2機導入済み。このほかDHC-8-Q400(同74席)も3機保有。Q400は全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)からのリース機で、ANA塗装のままORCのパイロットと客室乗務員が運航している。
Yusuke KOHASE