牛の群れに襲われハイカー死亡 オーストリア・アルプス
【AFP=時事】オーストリア・ザルツブルク(Salzburg)地方のアルプス(Alps)でハイキングをしていた女性が牛の群れに襲われ、死亡した。娘2人は負傷したものの、命に別条ないという。警察が27日、明らかにした。 【写真】牛に追われ熱狂 スペイン恒例「サン・フェルミン祭」 警察によると、女性は40歳の誕生日を迎えた26日、20歳と23歳の娘2人、小型犬2匹と一緒にハイキングをしていたところ、牛の群れに襲われた。 女性はその場で死亡し、娘2人は負傷したものの、牛の群れから逃れ、1人が緊急通報した。 警察はAFPに対し、入院中の娘2人から詳しい事情はまだ聞いておらず、何があったのか不明だとした。 オーストリア通信は救急隊員の話として、「牛は母性本能が非常に強く、子牛を守ろうとする」ため、犬が牛に近づくと危険だと伝えている。 牛に襲われた死亡例は同国ではまれだが、2017年にはチロル(Tyrol)地方で犬を連れたハイカーが牛の角に突かれて死亡する事故が起きている。【翻訳編集】 AFPBB News