両手を広げてゴールする九州学院の坂井選手

　熊本県高校駅伝競走大会が26日、えがお健康スタジアム（熊本市）を発着点とするコースで行われ、男子は九州学院が2年連続の38回目、女子は千原台が3年ぶり21回目の優勝を果たした。両校は12月22日に京都市で開かれる全国大会に出場する。 【写真】指を高く挙げてゴールテープを切る千原台の平方選手

　28チームが走った男子（7区間、42・195キロ）を2時間5分52秒で制した九州学院は、序盤からレースをリード。全員が区間賞の走りをみせ、アンカーの坂井咲太郎選手（2年）が2位に4分以上の差をつけてゴールした。

　禿雄進監督は「自分たちのペースでレースを進められた。全国では個人の走力をレベルアップし、チームの連帯感も高めていくことが必要だ」と話した。5区を走った有村颯恭主将（3年）は「苦しい時期もあったが、全国への切符を勝ち取れて安心した。全国では調子を上げ、悔いのないように走りたい」と力を込めた。

　女子（5区間、21・0975キロ）には17チームが出場。千原台は前回と前々回に優勝したルーテル学院と序盤から競り合う展開となったが、アンカーの平方杏奈主将（3年）が区間賞の走りで一気に差を広げ、1時間10分51秒で逃げ切った。

　塚本大介監督は「うまくいかないことの方が多かったが、ようやくまとまって戦えた。よく頑張った」とねぎらった。平方主将は「絶対に1位でゴールし、みんなを全国に連れて行くという思いで走った。全国では8位以上を目指して力を出し切りたい」と意気込んだ。