【セントウルS】カギは高松宮記念にアリ!「波乱の再現」が期待できる爆弾穴馬
例年にも増して混戦ムードが漂うセントウルステークス(G2、中京芝1200m)。 特に今年は6(金)公開のコース攻略トピックスでも詳しく紹介したとおり、2020~22年と競馬場や距離は同じでも開催5週目。馬場状態が大きく異なっており、予想に頭を悩ましているファンも少なくないでしょう。 確かにここまで状況が違うと過去のデータを参考にしていいか、判断に迷うところではあります。 でも安心してください。コース担当者の「今年のセントウルSの馬場は、春の中京最終週に行われる高松宮記念のイメージ」というフレーズが有力なヒントとなりました! そうです。「セントウルSがダメなら、高松宮記念の傾向を参考にすればいいじゃない」と……。 高松宮記念は『リピーターレース』として有名。過去1~3着に入ったことがある馬が、翌年以降も人気を問わずバンバン走るのが特徴です。 ▼高松宮記念で2度以上好走した馬 ナムラクレア 23年2着(2人気) → 24年2着(2人気) セイウンコウセイ 17年1着(5人気) → 19年2着(12人気) レッツゴードンキ 17年2着(2人気) → 18年2着(3人気) ミッキーアイル 15年3着(3人気) → 16年2着(2人気) ハクサンムーン 13年3着(10人気) → 15年2着(6人気) (※過去10年) 高松宮記念ではリピーターの活躍が目立っていて、上記のほかにもロードカナロア(12年3着→13年1着)、サンカルロ(11年2着→12年2着)、キンシャサノキセキ(08年2着→10年1着→11年1着)、スズカフェニックス(07年1着→08年3着)など好走例には事欠きません。 変則日程時を除くと中京芝1200mで行われる重賞は高松宮記念とCBC賞のみ。またレースは開催最終週に加えて天候が不安定な春先に行われるとあって道悪も珍しくなく、特殊な条件下で好走した経験が生きてくるようです。 競馬にタラ・レバは禁物も23、24年の高松宮記念2着馬ナムラクレアがセントウルSに出走してくれば、鉄板級の本命候補となっていたかもしれません。 そして今年、高松宮記念のリピーターに該当するのが2022年に0秒1差4着、翌23年は13番人気の低評価を覆して3着に激走したトゥラヴェスーラ1頭だけ。 9歳の年齢は気になるところも、トゥラヴェスーラ自身が23年高松宮記念を8歳で馬券に絡んだ超晩成タイプ。またセイウンコウセイやハクサンムーンのように、年齢を重ねても隔年で激走している例がある点も強調材料となります。荒れ馬場を味方に波乱の再現があっても驚けませんよ!
競馬ラボ