節約家の私に部下ができました。ランチに誘われたのですが、おごってあげるべきでしょうか…。
相次ぐ物価の値上がりのため、お金のやりくりで苦労している人も多いでしょう。普段から節約を意識している人なら、さらに節約に磨きをかけるかもしれません。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証 職場での昼食代もその一つです。お弁当を持参すれば、お金の節約にもなるからです。 今回は「節約の鬼」と呼ばれる人が部下からランチに誘われた事例を取り上げ、上司がおごるべきかについて検証します。
質問者の立ち位置を整理してみよう
節約自体は悪くありませんが、あまり固執すると自分のイメージダウンにもつながります。 質問者をランチに誘った部下は、他部署や他支店などから移動してきた人、あるいは新卒の可能性もあります。そして、上司が節約に徹していることを知らないから、純粋にランチに誘ったことも考えられます。 もし、上司が「節約の鬼」だと知っていたら、上司がランチにお金を使うのを渋ることが予想できるでしょう。実際、自宅からお弁当やマイボトルを持参すると、昼食代はほとんど掛かりません。 コンビニやスーパーでお弁当や飲み物を購入するよりも安上がりです。ましてや、飲食店でランチをすることは、かなりハードルが高いものです。もし、職場にこのような人がいると、ランチには誘いにくいでしょう。
部下へのおごりを負担に感じる人は多い
株式会社Leo Sophiaが実施した「後輩・部下に奢るときに関するアンケート」結果を紹介します。こちらは、後輩や部下(以下「部下」)におごったことがある25~54歳の男女400人を対象にしたものです。 そのなかで部下へのおごりを負担に感じる人が287人(回答者の約7割)を占めています。また、部下からおごってほしいと言われるのに抵抗を感じる上司は146人と、こちらは回答者の3人に1人です。さらに、「割り勘」を希望する人が100人(4人に1人)いる点も見逃せません。 職場で役職が付く年齢になると、結婚や子育て費用、住宅ローンなど家計費の負担が増える人も少なくありません。冠婚葬祭に接する機会も多くなり、それにともない交際費を用意する必要がでてくるでしょう。そのようななか、部下へのおごりを負担に感じても珍しくないのです。