歌舞伎俳優の松本幸四郎さん（51）が20日、第三十七回『四国こんぴら歌舞伎大芝居』の製作発表記者会見に、中村雀右衛門さん（68）、中村鴈治郎さん（65）たちと登場。共演する息子・市川染五郎さん（18）にエールを送りました。 【画像】松本幸四郎　かなわなかった叔父・中村吉右衛門との稽古　三回忌で思い語る 4月に香川・琴平町の旧金毘羅大芝居（金丸座）で上演される第三十七回『四国こんぴら歌舞伎大芝居』。1985年に初公演が開催されましたが、2019年の公演を最後に、劇場の耐震補強工事や新型コロナウイルスの影響で開催が見送られていて、今回が5年ぶりの公演となります。 待ち望んだ公演に幸四郎さんは、「こんぴら歌舞伎を復活していただいたことは本当にありがたい。今回やっと初めて『旅しましょう』と『春の琴平町に旅に行きませんか』ということを大きな声で言いたい、言える時が来たなという思い」と喜びを語りました。

■「うどんは必ず行く」公演中の楽しみ明かす

香川での公演ということで「うどんは必ず行く」と話した幸四郎さん。続けて「（公演が）始まる前の稽古中は時間が違うので、そのときにようやく行けるくらい。大体おいしいといわれるところが（営業が）午後2時ぐらいまで。もうちょっと働いてくれるといいんですけど（笑）」と笑わせつつ「今回は初めて休演日がある。それをどう使うか…」と、うどんへの期待を膨らませました。

■「いろんなものを吸収してほしい」息子・染五郎にエール

今回の公演には幸四郎さんの息子・染五郎さんも出演。そのことについて幸四郎さんは「（染五郎さんは）よくイケメン、美少年といわれておりますが、僕もいわれてた」と笑顔で話しつつ「染五郎を襲名してから大きな大きなスタート。たくさん舞台に立ってたくさんいろんなものを吸収してほしい」とエールを送りました。