【MLB】マーリンズ前監督のシューマッカーがレンジャーズのフロント入り 編成本部長付のシニアアドバイザーに就任へ
日本時間11月6日、地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」のエバン・グラント記者が報じたところによると、今季までマーリンズの監督を務めていたスキップ・シューマッカーは、編成本部長付のシニアアドバイザーとしてレンジャーズのフロントオフィスに加わることが決まったようだ。また、マーリンズでベンチコーチを務めていたルイス・ウルエタが来季からレンジャーズのベンチコーチに就任することも決まったという。これにより、注目されていたシューマッカーの争奪戦が決着した。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 シューマッカーは2023~24年の2シーズン、マーリンズの監督を務め、就任1年目には84勝78敗でワイルドカードを獲得して最優秀監督賞も受賞。しかし、2023年シーズン終了後にキム・アングGMが辞任してピーター・ベンディックスが編成本部長に就任し、チームの体制が大きく変わることになったため、シューマッカーは自ら2025年の契約オプションを辞退し、今季限りでマーリンズを退団していた。 マーリンズを退団したあと、シューマッカーはホワイトソックスやレッズの新監督候補に挙げられていたが、ホワイトソックスはウィル・ベナブル、レッズはテリー・フランコーナが新監督に就任することが決定。監督が空席なのはマーリンズだけとなっており、今オフ中に別のチームで監督に就任する可能性はすでに消滅していた。もしシューマッカーが将来的な監督復帰を目指すのであれば、名将ブルース・ボウチーが率いるレンジャーズは最高の環境と言えるかもしれない。場合によってはボウチーの後継者となる可能性もありそうだ。 なお、レンジャーズは今季まで2年間、ボウチーのもとで助監督を務めたベナブルがホワイトソックスの新監督に就任したため、その穴を埋める必要があった。最終的にはマーリンズ時代にシューマッカーのもとでベンチコーチを務めていたウルエタを招聘することに。ひょっとすると、これも将来的なシューマッカー監督の誕生に備えた動きなのかもしれない。ボウチー監督は69歳と高齢で、現行の3年契約は来季までとなっている。