市民「本当は国とかが…」中学生まで全ての子供の“給食費無償化”決めた自治体「行動起こすことで問題提起を」
食材費の高騰などで、子供の食をめぐる格差が問題となっています。愛知県のみよし市では2024年9月30日、中学生までのすべての子供の給食費の無償化を決めました。 【動画で見る】市民「本当は国とかが…」中学生まで全ての子供の“給食費無償化”決めた自治体「行動起こすことで問題提起を」 愛知県みよし市の三吉小学校で、給食の時間を取材すると、子供たちがこの時間を楽しみにしていました。 児童ら: 「おいしかったです」 「ハムとパン(が好き)」 「みんなで食べる方がおいしい」 この日の献立は、ミルクロールパンに米粉を使ったかぼちゃポタージュなど。1食300円のこの給食が、無料になります。 みよし市では30日、中学生以下の給食費を無償化することが決まりました。対象となるのは、市内の公立小中学校に通う子供だけでなく、市外の私立の小中学校や特別支援学校に通う子供も含む、中学生以下のすべての子供です。 今後、小学生は年間およそ6万円、中学生は年間およそ6万7000円を、保護者ではなく市が負担することになり、2024年4月までさかのぼり支給されることになりました。保護者からも喜びの声があがっています。 みよし市民: 「ありがたいですね。すごく助かります」 別のみよし市民: 「本当は国とかがちゃんとやっていかなきゃいけないと思うんですけど。お金を惜しまず、ちゃんと子供がいっぱい食べられて育ってくれるようにサポートしてほしい」 給食費の無償化について、みよし市の小山祐市長にねらいを聞きました。 みよし市の小山祐市長: 「子供の育ちや学びに関することというのは、自治体の財政力に関係なく全国一律で実施していくことが望ましい。私たちが行動を起こすことで、無償化の範囲を拡大していく。そうすることで問題提起をしていく」