「金八先生」で性同一性障害の生徒役・上戸彩、小山内美江子さんと長く文通「お手紙の一通一通が一生の宝物です」
TBS系「3年B組金八先生」、NHK大河ドラマ「徳川家康」などを手がけた脚本家・小山内美江子(おさない・みえこ)さんが2日朝、老衰のため、横浜市内の病院で亡くなった。94歳。長男で俳優の利重剛(61)が10日、公式サイトで明らかにした。葬儀は家族葬で営まれた。 * * * 「金八先生」第6シリーズ(01年)で、性同一性障害の生徒を熱演し話題となった上戸彩(38)は、突然の訃報に「小山内先生、ただただ悲しいです。寂しいです。会いたいです」と率直な思いをつづった。「金八先生のオーディションで打ちのめされていた私に、“鶴本直”という役を与えてくださったのが小山内先生でした」と振り返り「あのときに経験させていただいたすべての出来事が私の糧となり、今でも確かに私を支えてくれています」と語った。 小山内さんとは、長い間文通をしていたと明かし「お手紙の一通一通が私には一生の宝物です。いつの日か先生に褒めていただけるようなお芝居ができるよう、これからも芝居に真摯(しんし)に向き合っていきたい」とコメントした。
報知新聞社