決勝はシェルトンとティアフォーの地元アメリカ勢対決に [US男子クレーコート選手権／テニス]

「Fayez Sarofim ＆ Co. US男子クレーコート選手権」（アメリカ・ヒューストン）で決勝に進出したベン・シェルトン（アメリカ）（Getty Images）

　ATPツアー公式戦「Fayez Sarofim ＆ Co. US男子クレーコート選手権」（ATP250／アメリカ・テキサス州ヒューストン／4月1～7日／賞金総額74万2350ドル／クレーコート）の男子シングルス準決勝で、第1シードのベン・シェルトン（アメリカ）が第4シードのトマス マルティン・エチェベリ（アルゼンチン）に6-7(4) 6-4 6-4で逆転勝利をおさめてツアー2勝目に王手をかけた。 ～Fayez Sarofim ＆ Co. US男子クレーコート選手権でキャリア2度目のツアー決勝進出を決めたシェルトン選手～ 　すべてサービスキープで進んだ第1セットをタイブレークの末に落としたシェルトンは2-2から初のブレークに成功して第2セットを取り返し、第3セット第1ゲームでブレークした直後に唯一のサービスダウンを喫しながらも2-2からふたたび相手のサービスゲームを破って2時間29分で競り勝った。 「本当の意味で自分のプレーができるようになったのは、第2セットで何ゲームか進んでからだと思う。第1セットの結果には誰もが思うようにフラストレーションを感じていた」とシェルトンは試合を振り返った。 「クレーコートでは時間的な余裕がある。ゲーム展開が少し遅いから対処するための時間が多くなる。今日はそれを有効に使おうと心掛けた。初めて出場したここヒューストンで決勝に進出できて本当にうれしいよ」 　シェルトンは昨年10月の東京以来となるキャリア2度目のツアー決勝で、ルチアーノ・ダルデリ（イタリア）を6-2 7-6(2)で破って勝ち上がったディフェンディング・チャンピオンで第3シードのフランシス・ティアフォー（アメリカ）と対戦する。 　両者は昨年9月にUSオープンの準々決勝で一度対決しており、シェルトンが6-3 3-6 7-6(7) 6-2で勝っている。 「彼（シェルトン）はツアー屈指のサービスを持っており、素晴らしい選手だ。厳しい試合になるだろうけど、いい戦いをする準備はできているよ」とティアフォーは次戦を見据えた。 　ダブルスは決勝が行われ、第4シードのマックス・パーセル／ジョーダン・トンプソン（ともにオーストラリア）がウイリアム・ブランバーグ（アメリカ）／ジョン・ピアース（オーストラリア）を7-5 6-1で下して今季3勝目を挙げた。