春分の日は荒れた天気に 落雷や突風・ひょうに要注意 暴風や波浪警報の可能性も 翌21日は真冬の寒さに 3月下旬なのに積雪か
あす20日(水・祝)は大気の状態が非常に不安定
あす20日(水・祝)は上空高い所にかなり強い寒気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定になります。 きょう19日(火)はすでに日本海側の一部で雷雨の所がありますが、あすは「より広い範囲」で「より激しい」雷雨となりそうです。 あすの雨は、雷だけでなく突風や雹などを伴って一時土砂降りになる所がありそうです。一番降りやすいエリアは西日本~東北の日本海側ですが、雨雲は太平洋側にも流れ込むため、京阪神付近や関東地方でも一時雷雨となりそうです。
近畿はいつ雷雨になる?
近畿地方では朝から時折雨が降りますが、地域別で一番強く降るタイミングは次の通りです。 近畿北部 :昼前~昼頃 京阪神など近畿中部:昼頃~昼過ぎ このタイミングを中心に、落雷や突風、ひょうを伴った土砂降りの雨が降る恐れがあります。 中部では降り続く雨ではありませんが、ひとたび降ると辛い雨になるため、屋外のレジャーは無理せず、あすは安全な屋内で過ごす方が良いでしょう。
あすは暴風警報や波浪警報の発表の可能性も
低気圧が急速に発達しながら通過するため、風も強まります。特に注意が必要なエリアは次の通りです。 西風が吹く午前:大阪湾周辺 北風が吹く午後:比良おろしの琵琶湖周辺、六甲おろしの神戸周辺 このエリアでは最大瞬間風速30mと台風並みの暴風が吹いて交通機関に影響が出る恐れもあります。 また、海上はしけてきます。普段は比較的穏やかな大阪湾でも2.5mと波が高くなる予想で、大阪湾周辺では波浪警報が発表される可能性があります。高波にも十分注意が必要です。
あさって(木)には雪が積もるほどの強い寒の戻り
今週は寒さが戻っていますが、木曜日には更に寒くなります。ほとんどの所で10度を下回り、大阪では9度と真冬並の寒さとなります。 また、この寒さで、あすの夜からは北部を中心に雪が降り、平地でも一気に積雪となりそうです。3月下旬にこれほどの強い寒気がやってくることは、過去にあるものの、遡ると2012年以来12年ぶりです。 今月は寒い3月になっていますが、とどめを刺すような強い寒の戻りとなりそうです。この寒気はこの週末には抜けて暖かい空気がやってくるものの、雨雲も引きつれてくるため、穏やかな春の晴天は来週中頃までおあずけとなってしまいそうです。