堀米雄斗 パリ五輪出場へピンチ?Xゲームズ2冠も五輪選考対象大会で不振
■勝利へのカギは“勝負技を隠して戦う”
採点内容の詳細は公表されていませんが、自分の色、“スタイル”をいかに出すかという、印象の部分も評価につながるスケートボード競技。 「人がやらないトリックは高評価」と話すのは日本代表監督の西川隆さん。「私見ですが、東京五輪後メダリストたちに対して(採点が)厳しい感じがしなくはない。当時と同じことをしていても厳しめに評価され、あまり点数が出ないなという雰囲気がある。堀米選手は、成長していないんじゃない?と思われている可能性はあります。西矢椛選手や四十住さくら選手も、この滑りでこれだけしか点が出ないの?という感じはある」と分析しています。 次々と新技が生み出される中で、それを他の選手にマネされるリスクもあるスケートボード。パリ五輪本番まで、勝負技を上手く隠しながら予選を戦っていく必要があります。 堀米選手自身は、2023年世界選手権で予選落ちした要因を振り返り「これまで(シードで)予選に出場せず準決勝から滑っていて、トリックチョイスを間違えた。点数の出方も変わってきているし、全力を出し切らないと勝つのが難しいくらいレベルもどんどん上がってきている、技もどんどん増やして行きたい」と話しています。