昨季ドラフト全体2位、ナショナルズのクルーズがMLB初安打 大学時代にはパイレーツの剛腕スキーンズと共に全米制覇
○ ナショナルズ 4-2 ヤンキース ● <現地時間8月27日 ナショナルズ・パーク> ワシントン・ナショナルズのディラン・クルーズ外野手(22)が現地時間27日のヤンキース戦に「7番・右翼手」でフル出場。MLB初安打を含む4打数2安打、1得点、1盗塁をマークし、チームの勝利に貢献した。 前日のデビュー戦を3打数無安打で終えたクルーズは2回裏、一死一塁での第1打席で初安打を記録。ヤンキース先発、昨季アメリカン・リーグのサイ・ヤング賞右腕コールに対し、カウント2-0から真ん中低めのカットボールを振り抜くと、捉えた打球は左翼手の頭を越えて左翼フェンスに直撃。先制点を演出する貴重な二塁打を放った。 3点リードで迎えた6回裏の第3打席では、2番手左腕メイザから内野安打で出塁。捕手の悪送球が絡んで二塁に進むと、続く8番ジョーイ・ギャロへの初球で初盗塁に成功。三塁を陥れ、ギャロの一ゴロの間に本塁へ生還した。 クルーズは昨季ドラフト全体2位指名でナショナルズに入団。今季開幕を2Aで迎えるも、6月中旬から3Aに昇格し、8月26日にMLBデビュー。ルイジアナ州立大学時代にはポール・スキーンズ(パイレーツ)と共に投打の柱として全米制覇。『同チームから全体1位、2位指名』というMLBドラフト史上初の快挙を達成した。
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