近畿日本ツーリスト元社員の裁判で懲役2年求刑 コロナワクチン接種業務めぐり2億円超詐取の罪 大阪地裁
コロナワクチンの接種業務で費用を水増して、自治体から2億円以上をだまし取った罪に問われた近畿日本ツーリストの元社員の裁判で検察が懲役2年を求刑しました。 起訴状などによりますと、近畿日本ツーリスト静岡支店の元社員・大久保功被告(58)は静岡県掛川市と焼津市から請け負った、新型コロナワクチンのコールセンター業務で、オペレーターの人数を水増しするなどして、合計約2億2400万円(水増し額:約5200万円)をだまし取った罪に問われています。 これまでの裁判で大久保被告は起訴内容を認めています。 6日の論告で、検察側は「公金をだまし取っていて、特に厳しい非難に値する」と指摘する一方、「被害弁済があったことや、被告が一定の社会制裁を受けていることは情状面として検討出来る」として懲役2年を求刑しました。 一方の弁護側は、執行猶予付きの判決を求めました。 判決は来年の1月16日に言い渡される予定です。
ABCテレビ