さとうきび大使、福島県知事を訪問 沖縄との友好の架け橋に
沖縄県の「さとうきび親善大使」は25日、福島県庁を訪れ、内堀雅雄知事に本県と沖縄県の友好の架け橋となる決意を語った。同行した沖縄県幹部は福島空港の沖縄定期便復活に向けた本県との連携強化に意欲を示した。 親善大使を務める北中城村・北中城小6年の喜納滝仁(きな・よしと)さん(12)と平田知依(ちより)さん(12)は内堀知事にサトウキビなどの記念品を贈り、「東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被害や福島県の文化に理解を深め、沖縄で伝えたい」と話した。内堀知事は県産モモのジュースなどを贈り、「雪や県内の魅力に触れてほしい」と歓迎した。 沖縄県の高江洲昌幸文化スポーツ統括監は1994(平成6)年に就航した沖縄定期便の初便に搭乗した思い出を紹介し、「定期路線の再開に向けて福島県と連携して取り組みたい」と伝えた。内堀知事は「沖縄との空路再開を目指し交流を活発にしたい」と応じた。