ドジャースがマエケンに過酷指令 危険な賭けにどう応える?
ドジャースが、2年目の前田に中4日での登板数を増やして欲しいと考えている理由は、今季、エースのクレイトン・カーショーが椎間板ヘルニアのため故障者リスト入りするなどして、先発投手陣のやりくりに苦労したという事情がある。信頼のおける投手はカーショーとマエケン、リッチ・ヒルの3人という状況だけに、他投手への負担を減らす意味でも、フル回転への期待がかかるのである。 ドジャースのアンドリュー・フリーマン社長は、同紙に対して、「前田は(シーズンが終了して)LAから離れる時に、《200イニングを投げられる体にする》という考え方を示したことを私は知っている。シーズンに入らないと、それがどのような効果を上げるかは分からないが、我々がまた前進できればすばらしいことだ」とコメント。前田が中4日登板を増やさねば達成できない200イニング登板を誓ったことを明らかにした。 “スタミナをつけて、32試合中13試合しかなかった中4日登板を来季は増やせ“という酷使指令は、危惧される故障を誘発する可能性のある危険な賭けとなる。すでに日本に帰国してトレーニングをスタートさせているマエケンは、このオフにどこまでスタミナ増強の肉体改造に成功するのか。 ドジャースはマエケンの《回答》に注視している。