奄美にクロウサギ研究施設 「くるぐる」来春オープン
鹿児島県・奄美大島の大和村で、国の特別天然記念物アマミノクロウサギの研究飼育施設が来年4月にオープンする予定だ。名称は「QuruGuru(くるぐる)」。奄美の方言で「黒々している」という意味で、アマミノクロウサギの毛色を表し、命の循環をイメージした。ウサギ単独の飼育や研究、教育の施設は世界的にも珍しいという。 名誉館長に任命された沖縄大の山田文雄客員教授(71)は、名称が発表された14日の式典で「末永く愛され、役立つ施設になるよう頑張る」とあいさつ。大和村の伊集院幼村長は「素晴らしい自然や生態的に恵まれた地域であることを世界中に発信し、多くの人に来てほしい」と期待した。