昨年まではなかった「積極的走塁ミス」!荒木雅博が語るドラゴンズ”走塁の進化”とは?
プロ野球が開幕して1ヶ月となりました。5月4日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』では、パーソナリティの若狭敬一アナウンサーが、中日OBで野球解説者の荒木雅博さんに今年のドラゴンズについて聞いたことを語りました。荒木さんが語るこれからのドラゴンズの注目ポイントとは? 【動画】8回117球13奪三振の大熱投!吠えた梅津晃大のラスト1球!!気迫満点の雄叫びはコチラ【2分5秒~】
1カ月を振り返る
開幕から1ヶ月、28試合を消化した時点で、ドラゴンズは12勝13敗3分、借金1のセ・リーグ3位でした。 今年からCBCの野球解説者になった荒木さんの評価は「中の上」。「大絶賛ではないが、悲観することもない。チームは変わっている」と見ているそうです。 ここまでのドラゴンズの好要因はふたつあるそうです。まずは移籍組の存在。いろんな球団を渡り歩いて優勝経験もあるベテラン勢がいることで、ビハインド展開でも「まだまだやれる」という雰囲気がチームにあり、5連敗が続いてもバタバタしていないこと。 特に中田翔選手の存在が大きいそうです。4番に信頼される中心選手がどっかりと座っていることで、チームが落ち着いているように見えると語った荒木さん。 もう一つの要因はピッチャー陣の踏ん張り。12試合連続2失点以下という球団タイ記録も作りました。開幕早々6連勝して成功体験が詰めたことも大きかったそうです。
後ろのランナーに期待すること
この1ヶ月のドラゴンズの走塁は、荒木さん曰く「現状は課題だが、去年に比べて収穫と言える走塁があった」そうです。 ポイントは後ろのランナーが、相手の送球間に一つ進塁できるかどうか? 例えば、ランナー一塁・二塁の場面。 ここで「後ろのランナー」とは一塁ランナーのことです。私たちは前の二塁ランナーに注目しますよね。 バッターがセンター前ヒットを打ちました。二塁ランナーは三塁を回ってホームに帰ってくる。センター、ボールを掴んでバックホーム。 我々ファンは、このバックホームした二塁ランナーがホームでアウトになるのか?を注目しがちですが、この間に後ろの一塁ランナーが二塁を蹴って三塁へ行けばチャンスが拡大します。 荒木さんが期待しているのは、こういった好走塁だそうです。