「彼は可能性がある」宮本慎也氏がトリプルスリーを期待する25歳の外野手とは
元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が公式YouTube「解体慎書」を更新し、「2024プロ野球事件簿」として、野球界の話題を語り合った。 【写真】トリプルスリーを期待する外野手 今季のセ・リーグの盗塁王は阪神近本光司外野手(30)で、2リーグ分立以降、プロ野球史上最も少ない19盗塁での受賞となった。パ・リーグ盗塁王はソフトバンク周東佑京外野手(28)の41盗塁で、大きく差が開いた。 宮本氏は「(投手の)クイックの技術が上がっているのも確か。足の速い出塁率の高い選手がケガをしたりとか。仕掛けは少ない。監督にもよるのかな」と推察。セ・リーグ2位のDeNA梶原昂希外野手(25)が16盗塁、3位の広島小園海斗内野手(24)、矢野雅哉内野手(26)がともに13盗塁だった。 宮本氏は「ピッチクロックは入れた方がいいよね。盗塁数も増えるじゃないですか。メジャー見ていて、夜日本のナイター見ると長いもんね」と、投手の投球間隔に加え、けん制の回数が制限されるメジャーリーグのルール導入を推奨した。 来季に向けては「期待したいのはベイスターズの梶原。可能性としては彼はあると思うので、貪欲にね。経験を積んでいけば、ホームランも20~30本打てる可能性はあると思う。それこそトリプルスリーできる選手。可能性としては大いにあると思う」と語った。梶原は神奈川大から21年ドラフト6位でDeNAに入団。3年目の今季は92試合の出場で打率2割9分2厘、4本塁打、30打点をマークし、7月以降は1番に定着して26年ぶりの日本一に貢献した。