ゲームチェンジャーか!? ボルボがEV充電時間を大幅短縮する画期的充電管理ソフトウェア採用へ
初搭載はEX90もしくはS90の後継車か
ボルボは持続可能かつ安全な方法で、「Freedom to Move(移動する自由)」を提供することを掲げている。2030年までに完全なEVメーカーになるという目標と、2040年までにクライメートニュートラルな企業になるという目標の下、CO2排出量を継続的に削減することをコミットしている。 ボルボはこの新技術を近い将来に次世代EVを皮切りに順次搭載していくという。その頭出しは今年後半に量産が始まる3列シートのラージSUV「EX90」もしくは、2025年後半に発表が予想されるS90の後継となるラージセダンになると予想される。 目下の関心は全固体電池を始めハードウェアの領域に集中している感もあるが、ハードウェアベースではなく、ローコストで環境に負荷をかけないソフトウェアの変更だけで充電イノベーションが起きるというのがEVの醍醐味でもある。 もちろん、この技術が今後登場する全固体電池などの次世代のバッテリーパックと組み合わされれば、充電に要する時間がさらに短縮されることになるだろう。EVの充電には相応の時間がかかるのが常識だったが、ガソリン車の給油時間並みになる時代は実はすぐそこまでやって来ているのかも知れない。