お散歩マップをデジタルで インバウンド観光に対応 2025年3月末公開予定/岡山・津山市
津山藩の天才蘭学者・箕作阮甫を通してまちづくりに取り組んでいるNPO法人みつくりと山陽学園大学(岡山市)、リコーITソリューションズ(横浜市)が連携して29日、城東町並み保存地区のデジタルお散歩マップづくりをスタートさせた。来年3月末の公開を目指す。 【写真】大隅神社を取材する学生たち
同社のデジタルガイドデッキARGS(アーグス)を活用した、インバウンド観光に対応する多言語ガイド。同大地域マネジメント学部の学生4人が取り組む。
この日は、津山観光ボランティアガイドの会の2人の案内で、箕作阮甫旧宅(西新町)をはじめ、城東むかし町家(旧梶村邸、東新町)、大隅神社(上之町)、寺下通りの寺々、作州城東屋敷・だんじり展示館(中之町)などの観光スポットや、飲食店、宿泊施設などを取材して回った。
4年生の金塚優輝さん(21)は「城東には、倉敷美観地区などの完成された観光地にはない魅力がある。若い世代が来たくなるようなマップをつくりたい」と抱負を述べた。
津山朝日新聞社