千葉ロッテのコーチが指導 鴨川小4年生23人が野球の楽しさ体感(千葉県)
鴨川市の鴨川小学校(三浦徹校長)で、プロ野球・千葉ロッテマリーンズによる「マリーンズ・ベースボールチャレンジ」が行われた。4年生23人が、元プロ野球選手でマリーンズ・ベースボールアカデミー校長の武藤一邦氏と、テクニカルコーチの栗田雄介氏から野球の基礎を教わり、運動する楽しさを体感した。 同アカデミーのコーチ陣による訪問授業で、県内の小学校を対象に2015年から開催。野球やスポーツの楽しさを知ってもらい、子どもたちの体力、運動能力の向上を図ろうと続けられている。 児童らは、寄贈されたマリーンズのキャップをかぶって授業に臨み、「捕る」「投げる」「打つ」といった基本動作を学んだ。2人一組での「投げる・捕る」動作では、「相手の胸に向かって、捕りやすいボールを投げる『思いやり』が大事」などとアドバイスを受け、徐々に距離を伸ばすなどして練習。攻撃側と守備側に分かれた「キャッチ&ランゲーム」にもチャレンジし、チームメートと協力し合って競技に親しんだ。 最後に武藤氏が「勉強も、食べることも、遊ぶことも、できるかできないかではなくやるかやらないか。あいさつや思いやりを大事にして頑張ってください」とエールを送った。 小此木絆果さんは「投げる動作がうまくできないと思っていたが、コーチが優しく教えてくれてできるようになりうれしかった」、山田雪苺乃さんは「打って得点もたくさんとれてうれしかった。次に野球をするときは教わったことを意識したい」と充実した表情を見せた。