重要指名手配の八田與一容疑者 総情報提供5000件超える 県警「もう一度周囲を確認してほしい」協力呼びかけ
大分県別府市で起きた大学生死亡ひき逃げ事件に関する情報提供について、今年3月末までの総情報件数が5000件を超えたことがわかりました。 【写真を見る】重要指名手配の八田與一容疑者 総情報提供5000件超える 県警「もう一度周囲を確認してほしい」協力呼びかけ 大分県警が発表した大学生死亡ひき逃げ事件に関する総情報件数は、今年3月末時点で5048件でした。このうち、重要指名手配されている八田與一容疑者に似た者の目撃情報は4678件となっています。 地域別では「関東」が1826件、次いで「九州」が621件(大分県385件)、「近畿」が566件、そのほかの地域が828件となっています。またインターネット上の動画や画像に似た者が映っているなどの情報は452件です。 「関東」での目撃情報が多くなっていますが、北海道から沖縄まで全国各地から情報が寄せられているということです。 大分県警交通指導課の山下基成次席は「八田容疑者が近くにいる可能性もあり、もう一度周囲を見て確認してください。国民の皆さんが意識すれば、見えてくるケースも増えると思います。気になる情報や、ささいな事でも情報提供してほしい」と改めて協力を呼びかけています。 この事件は2022年6月29日、別府市野口原の県道でおきたもので、赤信号で停車中のバイク2台に大分県日出町の会社員、八田與一容疑者が運転する軽乗用車が追突し、大学生の1人が死亡、1人がけがをしました。 八田容疑者は事故を通報せず、また、2人に対し救護措置も取らず、現場からそのまま裸足で走って逃げて、およそ2キロ離れたヨットハーバーで足取りが途絶えました。事件の直前に八田容疑者は亡くなった大学生とトラブルがおきていたこともわかっています。 警察庁は去年の9月、事件の凶悪性から八田容疑者を道路交通法違反では全国初となる重要指名手配に指定。捜査特別報奨金の対象事件になり、有力な情報提供者には公的懸賞金として300万円が支払われます。遺族による私的懸賞金500万円も含めると上限額は800万円となっています。 警察は引き続き八田與一容疑者に関する情報提供を呼びかけています。
情報提供先:【大分県別府警察署】0977-21-2131
大分放送