都知事選ポスターで相次ぐ警告 衆院補選でのつばさの党事件に続き
政治団体「つばさの党」幹部3人が28日、4月の衆院補選で選挙妨害をした公職選挙法違反(選挙の自由妨害)容疑で警視庁に再逮捕された。逮捕は3回目になる。 【写真】自身の選挙ポスターをはがし、報道陣の質問に答える東京都知事選の候補者=2024年6月20日午後11時19分、東京都新宿区、内田光撮影 つばさの党による選挙妨害で混乱した4月の衆院補選に続き、2カ月後の都知事選でも、主に候補者のポスターを巡り、警告や逮捕が相次ぐ。 警視庁は都知事選告示日の6月20日、ほぼ全裸の女性が写ったポスターを貼ったとして、候補者に都迷惑防止条例違反(ひわいな言動)で警告。この候補者は自らポスターをはがすなどした。22日には風俗店のポスターを貼ったとして、候補者を擁立している政治団体の党首に対し、風俗営業法違反(広告及び宣伝の規制)で警告した。 警視庁は27日までに、ポスターを破ったり、落書きしたりしたなどとして、31~60歳の男女5人を公職選挙法違反(選挙の自由妨害)や器物損壊などの容疑で現行犯逮捕した。逮捕者は2020年の前回選挙で1人、16年の前々回は3人で、今回は選挙途中で上回るペースだ。
朝日新聞社