NHK伊藤慶太アナ「セーヌ川に飛び込まないように」パリ五輪開会式の中継担当で意気込み
パリオリンピック開会式の中継キャスターを務めるNHK大阪放送局の伊藤慶太アナウンサー(52)が20日、同局で抱負を語った。 2008年の北京から4大会連続で現地実況を担当しているが、開会式は初めて。「実況でいろいろな経験をしたことを生かせるチャンスでもあると思っています。大会のメッセージが開会式に組み込まれていると思っていますので、しっかりとくみ取って伝えていきたい」と意気込みをのぞかせた。 今回の開会式は過去に類を見ない、セーヌ川を各国の選手が船に乗って登場するスタイル。「開会式の演出というのは最後まで分からないと聞いていますので、直前までバタバタすると思います。フランスの歴史を学んだり、セーヌ川沿いには重要な建築物がいっぱいありますので、自分が今できることをしっかりやって、引き出しを多く増やしておこうと思います」と準備にも余念がない様子だった。 五輪中継の厳しさ、過酷さは身を持って知っている。「プレッシャーも一人一人持ってますので、精神的には結構きつい2週間になると思います」と気を引き締め、「やり切った後、セーヌ川に飛び込まないように気をつけます」と笑わせた。