「連絡先も知らない」→「話をした」…それでもCHAGE and ASKAの活動再開がない理由
CHAGEと1時間くらい電話で話をした
10月1日にChage(66)とASKA(66)のデュオ『CHAGE and ASKA(以下チャゲアス』が全てのアルバム及びシングルの配信を解禁した。これによりSpotifyなどのサブスクサービスでチャゲアスの全ディスコグラフィーを楽しむことができるようになった。 【なぜ……?】剣道着姿のASKAの顔色がさえなかった〝理由〟 チャゲアスは今年8月25日にデビュー45周年を記念して、全楽曲をサブスクで解禁することを発表。この日ヒット曲の数々を収録したベストアルバム『CHAGE&ASKA VERY BEST ROLL OVER 20TH』(1999年12月発売、全29曲入り)のサブスク配信が解禁されていた。 発表後、ASKAはブログでサブスク解禁までの過程をつづった。《CHAGEは、もう4年前からサブスク参入を望んでいたけど、僕には、まだそこに飛び込む気持ちがなかった》と振り返り、さらに《先日、CHAGEと1時間くらい電話で話をした。「オマエ、歳とるごとに頑固になって行きよるなぁー」と。ま、お互い様なんですけどね(笑)》と対話したことも明かした。 しかし、《今、僕は「C&Aとして」と、言えません。》とも綴っている。それもそのはず、デビュー40周年となる’19年8月25日、なんと、ASKAは突然、チャゲアスからの脱退を表明していたのだ。 脱退表明の際にASKAは自身のブログで、《一部の音楽業界の方々、そして我々をよく知る仲間たちには、すでに知られていた事実だったかと思います》と述べつつ、’09年2月に解散を決意するも無期限活動停止となった背景などを振り返っていた。 ◆「脱退」ASKAの真意は…… 「’09年はチャゲアスのデビュー30周年イヤーでした。しかし、その1月に一部のメディアが『チャゲアスの解散』を報道。それに対してチャゲアスの所属事務所は解散を否定していました。その後に無期限活動停止が発表されたのです。 ’13年1月にチャゲアスの活動再開が公式サイトにて発表され、同年8月末に国立代々木競技場第一体育館にて復活ライブを開催することになっていました。ファンの期待は高まるばかりでしたが、6月にASKAが一過性脳虚血症の疑いで静養が必要と診断されたため、ライブは延期になってしまいました。 その後の8月に『週刊文春』がASKAの薬物使用疑惑を報じたことで10月にASKAは活動を自粛しました。そして翌年5月、覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕。事務所はASKAとの契約を解除したのです」(レコード会社関係者) ASKAは’14年9月に懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を受け、’16年11月に再逮捕騒動が起こったものの12月に不起訴処分に。そして’17年に音楽活動を本格的に再開した。 「ASKAは愛人といたところを逮捕されてしまったことから、夫婦関係が悪化。’17年7月には30年間連れ添った妻と離婚したことを明かしています。かつて解散を決意したこともあるASKAですが’19年の脱退は、世間を騒がせたことの責任を取るという意味もあってのものとみられます」(スポーツ紙記者) ◆ChageはASKAを許していない 結局、チャゲアスとしてのシングルは’07年1月10日発売の『Man and Woman』、『Here & There』、オリジナルアルバムは同年1月24日発売の『DOUBLE』以来、発売されていない。最後に2人でステージに立ったのは、’07年12月24日のツアー最終公演の国立代々木競技場第一体育館公演だった。今後の活動再開はあるのだろうか。 「Chageさんは今回、より多くのファンへ音楽を届けるためにサブスク解禁をASKAさんに交渉して認めさせました。ASKAさんは’22年、あるYouTube動画に出演した際にChageさんとは弁護士を通してしか話さず、連絡先も知らないことを明かしていました。 ですから1時間も電話で話したというのは、関係が修復に向かっているということなのでしょうが、今でもChageさんはグループ名に傷を付けたASKAさんを頑なに許していません。現状は2人が同じステージに立つことはまずないでしょう」(音楽業界関係者) 当面はまだファンが見たい光景が実現することはなさそう。’29年に迎える50周年にわずかな期待を持って待つしかないようだ。
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