目達原駐屯地(吉野ヶ里町)所属ヘリから金属留め具落下か 陸上自衛隊、被害は確認されず
陸上自衛隊目達原駐屯地(吉野ヶ里町)は29日、所属するAH64D戦闘ヘリコプターの飛行訓練後の点検で、金属製留め具「ターンロックファスナー」1個が無くなっていたと発表した。飛行中に落下した可能性があるとみて調べている。 留め具は部品などを入れるカバーに付けるもので、長さ25ミリ、幅10ミリ、重さ3グラム。 ヘリは同日午後3時に駐屯地を離陸、脊振山で引き返すなど約1時間飛行。低空飛行や斜めに飛ぶ「戦技訓練」を行った。搭乗した機長が離陸前の午後2時45分に確認した際にあった留め具が、訓練後に点検した午後4時20分に無くなっているのに気付いたという。 現在のところ落下によるけがなどの被害は確認されていない。ヘリが所属する西部方面航空隊第1戦闘ヘリコプター隊の薄井一隊長(一等陸佐)は「地域、国民の皆さまにご心配とご迷惑をおかけしたことを心よりおわび申し上げます。整備に万全を期し、再発防止に努めて参ります」とコメントした。
大田浩司