Jアラートからミサイル通過までたった4分 人はなぜすぐに行動できないか
着弾後にとるべき行動は?
着弾後にとるべき行動の情報伝達も不十分と山村氏。「ミサイルの弾頭に生物・化学兵器が使用される可能性もありますので、着弾後は風上に避難する、着弾地点からとにかく離れるといった具体的な行動を伝えるべきです。1発だけでは終わらず、2発目、3発目が打ち込まれることもありうる、ということも伝える必要があります」と話します。 山村氏は「ミサイルが着弾する確率は低いかもしれないが、ゼロではありません。通過するはずのミサイルが途中で落下する危険性もあるのです。国としては、必要な情報をきちんと伝えて、Jアラートが鳴った時には安全な行動をとる癖を国民の皆さんにつけてもらう必要があるのではないでしょうか」と訴えていました。 (取材・文:具志堅浩二)