中川大志、染谷将太、上白石萌歌ら、9名の“主役級”キャストが集結！

さて、本作を大注目作に足らしめる“全員主役級”のキャスティングにも触れておこう。メインキャストは中川、『ほつれる』でも重要な役どころを務めた染谷将太、上白石萌歌、『わたし達はおとな』を支え、ヒロインを演じた『辰巳』が間もなく公開される森田想。さらには、古舘寛治、加藤作品の常連俳優である平原テツ、中嶋朋子、窪田正孝、そして堤の9名が『滅相も無い』の看板を背負う。 　若手からベテランまで、誰もが主役を張ることができる顔並び。しかもだ、昨年上演された『いつぞやは』にて実現するはずだった加藤と窪田の初タッグがここで生まれているのもアツいし、同作を窪田が降板した際に代役を務め上げたのが平原であり、この並びはアツ過ぎる。そのうえ、劇中劇を展開させるスタジオキャストには、加藤が第67回岸田國士戯曲賞を受賞した『ドードーが落下する』に出演していた秋元龍太朗、安川まり、中山求一郎といったプレイヤーが並んでいるのも頼もしい。というか、よほど信頼できる者たちにしか務まらないポジションだろう。 　 　放送開始まで、もう間もなく。『滅相も無い』が世に放たれたとき、“何か”が起きるかもしれない。起こってしまうかもしれない。それはドラマや映画などの映像の世界や、演劇界におけるものなのかもしれないし、私たちの社会におけるものかもしれない。とにかく、「これはヤバいぞ！」と誰もが声を上げるのは間違いないはずである。