赤坂BLITZ、バーチャル空間に復活 閉館から約4年…メタバース音楽フェス開催 第一弾出演アーティストに名取さなら
TBSテレビが9日、バーチャル空間でアーティストがパフォーマンスを行うメタバース音楽フェス『META=KNOT 2024 in AKASAKA BLITZ』の開催を発表。バーチャル空間上で、2020年9月に閉館したライブハウス「赤坂BLITZ」が復活する。 【写真】懐かしい…!バーチャル上で復活した赤坂BLITZ外観 赤坂BLITZは、1996年に初代施設がオープンし、2003年の赤坂サカスプロジェクトによって閉鎖。2009年にライブハウスとして営業を再開し、2017年11月の改称なども経て、2020年の閉館まで国内外アーティストのライブイベントが多数行われた“ライブの聖地”。2022年10月8日にTBS AKASAKA BLITZ STUDIO(別名:Hスタジオ)として再オープンした。 『META=KNOT 2024 in AKASAKA BLITZ』では、バーチャル空間において、赤坂BLITZの外観やステージを再現&リニューアル。アーティストのパフォーマンスは、「特設野外ステージ」と「屋内メインステージ」の2ヶ所で行われ、どちらの観覧も可能となる。 さまざまなユーザーと交流できるソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」上のバーチャル空間で実施されるため、対応するデバイスがあれば、無料でライブを見ることが可能。さらに、当日の模様はYouTubeでもライブ配信されるという。 メタバース空間ならではの演出が見どころで、アーティストの歌声に連動して空間のオブジェクトが動き、音楽を視覚的に体感できる「オーディオリアクティブ」や、空間全体に大きな仕掛けを施し、音楽への没入体験が楽しめる「パーティクルライブ」など、エンターテインメントの新たな形を提供する。 同フェスは3月30日から4月20日までの毎週土曜日、計4回にわたって行われ、計16組のアーティストが出演。今回、出演アーティストの一部が発表された。 第一弾ラインナップには、YouTubeの生配信やゲーム実況などで人気を誇るバーチャルYouTuber・名取さな、バーチャルシンガー業界で勢いを増す「KAMITSUBAKI STUDIO」からバーチャルラップシンガー・春猿火(はるさるひ)&バーチャルロックシンガー・幸こ(※こ=示へんに古)が名を連ねた。 名取、春猿火、幸こにとって、VRChatでのライブは初となる。 ■『META=KNOT 2024 in AKASAKA BLITZ』出演者&運営コメント全文 ▼名取さな おはようございナース! 名取さなです。VRChatでのライブは名取史上初なので、一体どうなるのか今からとても楽しみです!! 同じバーチャル空間でみんなと楽しめる貴重な機会なので、ぜひVRChatが初めての人にも遊びに来てもらえたらうれしいです。 ▼春猿火 皆さんこんにちは、KAMITSUBAKI STUDIO所属のバーチャルラップシンガーの春猿火です。挑戦も込めたVRChatでのライブ出演になるのですが、演出にも力を入れているのでぜひ注目して見ていただきたいです。精一杯パフォーマンスさせていただきますのでよろしくお願いします! ▼幸こ 『META=KNOT 2024』に出演させていただきます。私自身も縁のあるバーチャル赤坂BLITZ空間でのライブがめちゃくちゃ楽しみでワクワクしてます!ぜひ、見てください。 ▼イベントプロデューサー・木村健二(TBSテレビ) VRChatというプラットフォームが、さまざまなクリエイターによるイマジネーションで創られた魅力的でユニークな世界であり、ここからとんでもない新しい才能が飛び出していくのだろうと感じVRChatでの開催を決めました。音楽性に優れたバーチャルシンガーを集め、この才能が誕生する瞬間により多くの方に触れていただきたいという想いもあり、無料のイベントにしました。ぜひ多くの方に体験いただきたいです。 ▼クリエイティブディレクター・Takaomi(MIGIRI) そうそうたるアーティストが揃った『META=KNOT 2024 in AKASAKA BLITZ』。出演する皆さんのパワーに負けないよう、我々制作チームも気合を入れて臨んでおります。クリエイティブのエネルギーに満ち溢れたイベントになっていますので、ぜひ体験しに来てください!