玄関ドア鍵穴に接着剤で施錠不能に パソコン盗んだ疑いで男逮捕
玄関のドアの鍵穴に接着剤を注入して施錠できなくさせ、室内からノートパソコンなどを盗んだとして、警視庁は、無職の山本泰生容疑者(26)=東京都杉並区堀ノ内2丁目=を窃盗と住居侵入の容疑で逮捕し、17日に発表した。「手口は自分で思いついた。お金に困っていた」などと容疑を認めているという。 杉並署によると、逮捕容疑は5月20日午後2時半ごろ、杉並区のアパート一室に玄関から侵入し、ノートパソコン2台など11点(時価約30万円相当)を盗んだというもの。 山本容疑者はこの日の午前、住人の20代の会社員男性が在宅している間にドアの鍵穴に接着剤を注入。その後男性が出かけようとしたところ接着剤が固まって鍵が入らなくなっており、男性は無施錠のまま外出した。山本容疑者は不在の間に玄関から侵入したという。 男性はその日のうちに110番通報したが、盗まれたノートパソコンがフリマアプリで出品されているのを自ら見つけ、山本容疑者の特定につながったという。 同様の手口による被害が中野区でも1件確認されているといい、同署が調べている。(三井新)
朝日新聞社