【65歳以上無職夫婦】家計収支は「月約4万円」の赤字って本当?現代シニア「年金収入」の実態
老後対策のポイント3つ:対策はお早めに
本日は将来の資金準備にどのくらいのお金が必要かを見るために老後の平均的な家計収支を確認してきました。 どんな老後生活を送りたいのかによって支出額も変わってくるかと思います。まずは自身が受取れる年金額を「ねんきん定期便」等で確認し、理想の生活を送るのに不足があるのかシミュレーションしてみましょう。 そこで、老後対策としてできるポイントを3つご案内したいと思います。 ●ポイント(1)貯蓄 老後の資金が足りないのであれば、まずは貯蓄が代表的な対策といえるでしょう。 しかし、この方法はたまっているお金自体が増える効果はほぼありません。そのため現時点で定期的な収入があり、将来必要な金額に預金でも届く方でも難易度が高いものといえそうです。 ●ポイント(2)節約 貯蓄だけではどうにも将来のお金がたまらないと思ったときに次にとる行動は日ごろの支出の見直しです。 日ごろの出費で代表的なものは家賃、食費、光熱費、通信料、交際費、保険料、税金など。 この中で自分の生活に欠かせないものは残して節約することで目標に近づくことができるでしょう。 ●ポイント(3)投資 それでもまだ不安な時はやはり投資をして自分だけではなく、お金にも働いてもらいましょう。 一口に資産といっても、さまざまなものがあります。 ・株式 ・債券 ・投資信託 ・収益不動産 こうした資産は「不労所得」とも呼ばれます。これらの資産を運用するにはある程度まとまった資金が必要となるのは事実です。 新生活のスタートも老後生活のスタートも準備を大事にすることがその後の生活を豊かにする秘訣ですので、しっかり準備していきましょう。
参考資料
・総務省「家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要」 ・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
足立 祐一