大仁田厚、石川修司らと「はぐれ全日本」軍結成へ…乱入の木原文人氏呼びかけ「俺たちで組んでムーブメントを!」
◆FMWE「第11戦春大会~REBORN~」大会(14日、横浜・鶴見青果市場) 「邪道」大仁田厚(66)が自身の古巣・全日本プロレス出身の石川修司らと「はぐれ全日本軍」を結成することが濃厚となった。 デビュー50周年のメモリアルデーにあたる、この日のメインイベントの電流爆破マッチで盟友・雷神矢口、リッキーフジと組んで、いずれも全日退団組の石川、ヨシ・タツ、ブラックめんそーれの3人と激突した大仁田。この一戦を「“大仁田厚デビュー4・14記念日のお祝いに爆破全部やります”地獄のデスマッチ7」と銘打ってリングへ。 時間無制限1本勝負で行われた一戦は鶴見青果市場の「爆破アリーナ」で「北側有刺鉄線電流爆破+有刺鉄線電流爆破バリケードマット+有刺鉄線バリケードマット地雷爆破、邪道ロケット、有刺鉄線電流爆破バット」と、これまでに大仁田が考案し続けて来た「電流爆破」アイテムを“全部乗せ”した危険極まる一戦となった。 試合前に花束を贈られ笑顔満開だった大仁田だったが、突然、こちらも全日を退団した木原文人リングアナウンサーが勝手に石川らの名前を読み上げると、表情が一変。ゴングと同時に石川に襲いかかり、場外乱闘を展開した。 試合は反則攻撃、電流爆破なんでもありの大乱戦の末、大仁田が石川に電流爆破ボードに叩きつけられそうになったところをかわし、逆にめんそーれを叩きつけ、KO。すかさず抑え込み、メモリアルマッチを白星で飾った。 試合後、マイクを持った木原氏は「大仁田さん、50周年おめでとうございます」と祝った後、「さすが全日本第1号の新弟子としてやってきた、あなたは素晴らしいと思います」と、50年前の1974年4月14日、全日本プロレス後楽園ホール大会の佐藤昭雄戦でデビューした「邪道」を称賛。 その上で「俺たちは全日本で命をかけて戦ってきた仲だと思ってます。この3人と俺、そして大仁田さんで組んで何かできませんか? 俺たちが組めば、何かのムーブメントを起こせると思ってます」と「はぐれ全日本軍」結成を呼びかけた。 旧友のこの言葉に「邪道」も大きくうなづき、「石川さん、めんそーれさん、ヨシ・タツさん、今日はありがとう。また俺たちで暴れませんか~!」と絶叫。大仁田、石川、ヨシ・タツ、めんそーれ、木原氏が組んでのなんらかのグループ結成が確実となった。(中村 健吾) ◆全成績 ▽第1試合・タッグマッチ15分1本勝負 〇FMWEショッカー、ケルショッカー(8分37秒 トップロープからのライダーキック→片エビ固め)THEよっちゃん、ボニータ● ▽第2試合・シングルマッチ20分1本勝負 〇寧々∞D.a.i(11分20秒 逆さ抑え込み)櫻井匠● ▽第3試合・タッグマッチ30分1本勝負 〇橋本友彦、Mr.アトミック(15分20秒 XCT→体固め)HASEGAWA、パンディータ● ▽第4試合・電流爆破バット争奪戦タッグマッチ20分1本勝負 〇バラモン兄弟(9分15秒 電流爆破→体固め)ちぃたん☆、ミス・モンゴル● ▽第5試合・セミファイナル FMW怪奇ファイヤーデスマッチ 〇ミスター・ポーゴ、怨霊(8分54秒 火炎放射からのラリアット→体固め)モンスターレザー、Mr.ルーサー● ▽第6試合・メインイベント “大仁田厚デビュー4.14記念日のお祝いに爆破全部やります”地獄のデスマッチ7 時間無制限1本勝負・北側有刺鉄線電流爆破+有刺鉄線電流爆破バリケードマット+有刺鉄線バリケードマット地雷爆破、邪道ロケット、有刺鉄線電流爆破バット 〇「邪道軍」大仁田厚、雷神矢口、リッキー・フジ(13分34秒 電流爆破ボード叩きつけ→体固め)「はぐれ全日本軍」石川修司、ヨシ・タツ、ブラックめんそーれ●
報知新聞社